発育は、脳に近いところから末梢へという順番で進みます。生まれてすぐの赤ちゃんの背骨は、「Cの字」になっています。首がすわる時期には、首の骨に「前カーブ」ができ、歩き始める時期には、腰の後ろにもカーブができます。成長に伴い徐々に弯曲を変化させ、13歳頃にS字状の脊柱弯曲を完成させます。

正常な発達のためには、適切な時期に動く体験をたくさんする事が大切で、ひとつ前の動作は、次の動作のための準備・練習になります。近年、この弯曲が上手くできないままの子供が増えています。歯並びにも悪影響が出ます。

姿勢発達 脊椎のS字状弯曲の形成

姿勢発達 脊椎のS字状弯曲の形成